何かを調べていて偶然ヒットした「もしバナゲーム」の記事。
元々知ってはいましたが、気になったので備忘録でシェア。
千葉県の亀田総合病院が開発したゲームで「もしものための話し合い」の略。人生の最期にどうありたいかを話し合うきっかけにするのが目的です。
人生の最期と聴くとドキッとしますよね。
普段元気な時はあまり考えることがないテーマなので、抵抗を覚える人も多かったりします。
でも、人生の最期っていつどこでやってくるか分からないんですよね。
ちょっとした体調不良で診てもらったら、自分のカラダがヤバい状態になっていた・・と言う場面は病院やクリニックでは割と遭遇します。
いざそうなった時に冷静にあれこれ考えられる、決められる人はそんなに多くはではありません。
むしろパニックになり適切な判断ができないケースがほとんどです。
それはボクら医療従事者であってもそう。
ボクの親父や祖母が生命の危機に瀕した時、恥ずかしながらボクは冷静な判断ができませんでした。
医療や介護の知識を持っているボクらでさえ、身近な人間のイザと言う時に判断するのは難しかったのです。
医療に接する機会も知識も少ない一般の人たちが適切な判断をするのは、至難の業ではないかと思います。
私たちスタッフが「飛騨では在宅医療があまり進んでいないし、介護保険のサービス、家族の協力、自宅のバリアフリーなど、解決しなくてはいけないことがいろいろありますね」と説明すると「知らなかった」という声がしきり。家で死ぬことの難しさをテーマに、話が弾みました。
そう、「知らない」ことが物事を難しくさせているんですよね。
このもしバナゲームはルールも分かりやすく、ゲームを続けるうちに色んなことを知ったり考えたりするきっかけになれるようです。
難しく重たく考えるのではなく、「ゲーム」と言う気軽な形から入っていけるのがいいんでしょうね。
近いうちにボクも現物を手に入れて、取り組んでみようと思いました。
ちなみに、もしバナゲームの本サイトはこちらです。
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