色んなサービスが生まれては消えていく・・を繰り返すのは世の常。
いいものが残るとは限らないのが厳しいところ。
ボクラの業界でもそれは同じ。
ボクらのビジネスだけでなく、そこを取り囲んでる業界のビジネスも色々厳しいでしょうね。
こんな記事が少し前に出ていたことに気づきました。
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽、以下当社)は、この度、薬局向けのかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の新機能として「服薬フォロー支援」機能をリリースいたしました。
この会社が出している「kakari」と言うサービスに「服薬フォロー支援」機能が実装される・・とのこと。
医薬品医療機器等法(薬機法)改正によって、薬剤師が「服用期間を通じて、必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導を実施すること」が義務化されるであろうことを見越しての対応なんでしょうね。
さすが企業は動きが早いですね。
肝心の「服薬フォロー支援」はどんな風にしていくのかなと思っていたら、スマフォのアプリを使うようです。
薬局は本機能によって、調剤後にシステム上で簡単な設定をするだけで、服薬フォローが必要な患者さんに対して、予約日時にアプリを通じてメッセージを自動送信できます。服薬フォローの対象患者が多数いる場合にも、1回の設定で漏れなく簡便に服薬フォローを実施することができるようになる他、チャットや質問票を通じてより詳細な服薬フォローを実施できます。
なるほど・・これはなかなかよさそうですね。
今のご時勢でさすがに電話・・はないだろうと思ってましたが(笑)。
ボクが患者の立場でも、いきなり電話してこられるのはちょっと抵抗がありますからねえ・・。
スマフォを持つ患者さん限定となってしまうのがアレですが、これからは高齢者が使う割合もどんどん増えていくと言う話もあるし、何とかなるのかもしれませんね。
フォローを行った証拠が残る上にお互いに対応の時間差を許容できるのだから、非の打ちどころがないシステムだなと思いました。
患者さんはいつでも薬剤師にチャットでお薬相談ができ、調剤後の薬局による継続サポートを実現します。
この機能も地味にいいですね。
「かかりつけ薬剤師」と言うなら、これを使わない手はないかも。
プライベートの時間がなくなるとかの問題もありそうですが、要はどう使っていくかってことでしょうしね。
制度の変化はビジネスチャンスでもあるし、これからこう言うものがどんどん出てくるんでしょうね。
ボクたち薬剤師サイドも、システマチックにやるならこう言うものを取り入れるのは当然。
問題はこう言うものをどんな風に使いこなしていくか・・ですね。
怖いのはメッセージを自動送信するだけで終わる薬剤師が出てくること。
「仏作って魂入れず」ならさらなるバッシングになるだけ・・。
システムに投げっぱなしではなく、上手に使いこなした上で薬剤師1人1人がきちんと対応するのが大切ですね。
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